どう使うか

作業開始:2018/03/12 掲載:2018/05/14

普通に修理して使うのは困難なことが分かったので、当初の思い付き通り薄型マシンの製作に目標を定める。

今までのパターンではマザーのみ入手していたので、筐体はゼロから作らざるを得なかった。
だが本来、フォームファクタの決まっていないノート用マザーでは、元々の筐体が一番おさまりがいいんである。
今回はマザーだけでなくまるまる1台が手元にあるので、その筐体を活かす方向で考える。

使い道は、「リビングに設置して動画鑑賞機にする」こととした。
今までもリビングに設置したPCはあったのだが、ファンの風切り音が意外と大きく、気になるところだったので
ほとんど稼働実績はなかったんである。

とりあえず

内部をきれいに清掃する。
サビサビのコイツは


取り出して水洗い。


コイツから出たと思しき白い粉があちこちに付着している。


水洗いというわけにもいかないので、歯ブラシでこそげ落とす。

歯ブラシ便利。そこそこコシがあってよく落とせるし、いろんな形状のモノがあるし。
考えてみれば、こういった汚れも歯垢も似たようなもんか。

清掃完了。

電源コネクタが‥‥

きれいになったところで組み立て直して、動作確認をしてみたい。

が。
コイツの電源コネクタは少々特殊で、一般的な丸形をしていない。

失礼。中身はすでに取り出したあとだった。

これ。

普通のコネクタだと真ん中のピンがプラス、外周がマイナス(GND)側となっているが、ThinkPadのコネクタでは
真ん中はACアダプタから定格値などの情報を受け取る端子になっている‥‥らしい。
電源端子はその左右にあり、外側=GND、内側=プラスとなっている。

マザーボード側の電源コネクタはここ。

7ピンのコネクタになっていて、写真で言うと右側3本(赤)がプラス。左側3本(黒)がGND。
ちょっと見えづらいが真ん中(白)が信号線と思われる。

接続ケーブル。


コネクタを一般的な丸形のに換えてみた。
信号線はとりあえず無視。浮かせておく。

試運転

手持ちのACアダプタをつないでみた。
本来この機種の電源電圧は20[V]のようだが、ぼくの手元にはない。
19[V]のものがあったのでそれで代用。まあ、誤差の範囲だろう。

メモリは手持ちの4GB・DDR3L。
ちなみに、バッテリーは内部点検前に外してある。

スイッチオン。

おー。動いた。

←戻る:内部点検  ↑トップ  次へ→筐体の改造: