作業開始:2015/12/24 掲載:2016/01/02
今さっきWindows10を入れたばっかりのHDDを消去して、インストーラDVDから起動した上でのクリーンインストールを試してみる。
前回はこけたファイルコピー後の再起動も、今回はスムーズに通過。
すんなりと完了した。インストール中にプロダクトキーの入力を求められたが、「スキップ」でOkだった。
Windows10が立ち上がってから、認証の状態を見たら「ライセンス認証されています」とのこと。
自動で再認証される、というのはほんとうだった。
みたび、個別のツールについて確認してみる。
先ほどの「準クリーンインストール」環境と結果はだいたい同じだろうと踏んではいるが・・・。
相変わらず。OS管理外メモリはやっぱり使用できない。
つまりこのツールはWindows10上では使えない(僕にとっては意義がない)ということになる。
結論: 使えない。
ならば他のRAMディスクツールはどうか。
OS管理外メモリ領域を使えるRAMディスクツールのうち、無料で使えるものの1つがこれ。
Buffaloのツールをアンインストールした後、このRAMDAをインストール。ところがインストール直後の設定ツール起動時、
「十分なメモリが搭載されていない」旨のメッセージが表示された。
嫌な予感。
RAMディスクを作成しようとしたが案の定、OS管理内領域しか使えず。
ダメか・・・・・・ orz。
結論: これも使えない。
これはフリーソフトではないが、期間限定(15日間)で試用できる。
Vsuiteの名前は以前から知っていたので僕はこれで検索してダウンロードしたが、
現在の最新バージョンは「Primo Ramdisk」と名前が変わっており、試用期間も30日間に延びているようだ。
先ほどのRAMDAをアンインストール。替わりにVsuiteを入れる。
・・・いたって普通に動く。短時間の試用だが、OS管理外領域も問題なく使えている。ドライブを作成/変更/消去するたびにいちいち
再起動せずに済むのも楽。
試した中では使い勝手も一番良いと感じた。
メーカーのサイトによれば「Primo Ramdisk」では、Windowsの仮想メモリファイルをRAMディスク上に作ることも可能らしい。
("System Paging File Support" の欄に注目。)
だとすると、アプリケーションを問わず、大容量メモリの恩恵に与ることができそうだ。
ただ、価格は Personal License (PC2台まで)で 29.95ドルと、それなり。この内容からすれば決して高くはないが・・・。
結論: 使えるが有料。
すでに「動く」と判断していたため検証は省いた。
「準クリーンインストール」環境と全く同じ結果。
位置合わせのプログラム "eloVa.exe" が異常終了してしまう。
エクスプローラから "C:\Program Files\Elo Touch Solutions\eloVa.exe"
を直に起動してもみたが結果は同じ。
これでは正確なタッチ操作ができず、使い物にならない。
どうしたものか。
インストール直後の位置合わせだけはなぜか正常に実行されるので、ここに異常終了回避のヒントがあると思う。
タスクトレイの「elo」アイコンをクリックするとメニューが出現するので、
その中から「位置補正」もしくは「Eloタッチスクリーン・コントロール・パネル」を選択すると、位置合わせができる。
Windows7では問題なくできていたのだが、10になったらできなくなったわけだ。
ドライバのインストール直後の位置合わせでも同じ "eloVa.exe" が起動しているはずだが、なぜかそのときは異常終了しない。
何が違うのか。
すぐに分かる違いは「位置合わせプログラムを起動したとき、タスクトレイもメモリに常駐しているか、否か」だ。
そこで、タスクトレイメニューの一番下、「終了」でいったん「elo」アイコンを消したうえで、直接
"eloVa.exe" を起動してみた。
結果、異常終了せずに位置補正ができた。
補正の結果もちゃんとタッチ動作に反映されている。
いささか面倒だが、位置合わせなど滅多に行うものでもないので、まあよしとする。
結論: ちょっと手間をかければ使える。
2016/01/03追記:
考えてみたら、Windowsには以前から「互換性のトラブルシューティング」という機能があったんだった。
Windows10にアップグレードしたらうまく起動しなくなったプログラム(今回は
"eloVa.exe" ファイル)を、
エクスプローラ上で右クリック→出てくるメニューから「互換性のトラブルシューティング」を選択→ウィザードの指示に従ってWindowsXP互換モードに設定
で、問題なく起動するようになった。起動時に「このプログラムがコンピュータに変化を云々・・・」のチェックが入るけれども。
どのWindows互換にするかいろいろ試してみたが、8、7、Vistaではうまくいかなかった。
うーん。恥ずかしながら気づかなかった。互換モードなんて今まで使ったことないからなあ。
ちょっと前のことになるが、ハードオフでCore2Quadマシンが¥1620で売っていたので速攻ゲット。
もちろんジャンクだったが、HDDとメモリを入れてやったら期待通り普通に動いた。
これを予備マシンに仕立てようといろいろ検証中に知ってしまった事実。
タッチパネル、普通に最新ドライバで動くじゃん。もちろんWindows10で。
メーカーサイトのドライバダウンロードページから、「Windows Touch用(デジタイザー)ドライバ」を持ってきて
説明に従ってインストールすれば良いだけ。現時点での最新バージョンは「6.9.6」。
ちなみに今までの記事は同じページにある「マウスエミュレーションドライバ」(Ver.5.5.3)に基づいている。
僕が使っているのは旧い機種なのでWindows Touch用ドライバは対応していない、と思いこんでいたのと、
マルチモニター対応を明記しているのはマウスエミュレーションドライバだけだったので、
使えないと決めつけていた。
Windows Touch用ドライバーの説明には「マルチタッチ対応」とあるが、
僕の環境ではタッチパネル自体が対応していないので、マルチタッチは使えない。
一方、マルチモニタへの対応は全く問題なかった。
なんだよそんならそうと書いといてくれよeloTouch(泣)。