作業開始:2015/12/24 掲載:2016/01/02
HDDを別途用意し、Windows10をクリーンインストールすることを試みる。
クリーンインストールのやり方についてはWeb上にいくつも情報があるので詳細は割愛するが、
要は
一度アップグレードインストールしてWindows10のライセンス認証がされたパソコンでは、
・インターネットにつながった状態でクリーンインストールすれば
・インストールの際、プロダクトキーを入力するまでもなく、
自動的に認証される。
のだそうだ。
すでにあるWindows7環境と並行して、おなじライセンスをもとにしたWindows10環境のコピーを持つことになるので
厳密にはMicrosoftのライセンス条件に抵触すると思うが、あくまで移行動作のテスト用なのでお目こぼし願う。
別途用意したHDDはウェスタンデジタルの「WD1600」という、160GB SATA のモデル。
2004年製とちょっと旧式だが、多少速度が遅かろうが気にしない人なので問題なし。
インストール開始後しばらくは順調に進む。ところが
一通りファイルをHDDにコピーして再起動がかかった後、画面が淡青色になり何やらメッセージが。
写真撮り忘れたが
「FIRST_BOOT_PHASE にてエラー発生」とのこと。
あかん。
クリーンインストールでコケる理由が分からない。が、とりあえずクリーンインストールに準ずる方法として、
(1)Windows7をクリーンインストール
(2)すぐにWindows10をアップグレードインストール
というのを試してみる。使うHDDは先ほどとおなじWD製の個体。
問題なく完了。
ファイルコピー後の再起動でエラー。水色画面に「INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」の旨メッセージ。
10秒程度で自動再起動がかかる。
DVD起動でクリーンインストールしたときもそうだが、ファイルコピーは順調に終わったように見えるもののその後の再起動でコケる。
つまりブートローダがWindows10のものに書き変わったとたん、うまく起動できなくなるようだ。
メッセージに "INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE" とある。WindowsからHDDが見えなくなっているのだろう。
思いついて、この再起動の際にBIOS設定メニューを呼び出し、以下の通り設定を変更してみた。
「Storage Configuration」→「SATA Mode select」で
「AHCI Mode」だったのを
「SATA Mode」に変更。
この辺はマザーボードによって違うのだろうが、このマザーの場合「SATA Mode」というのは
「IDEエミュレーションモード」のことだと思う。
「F10」キーで設定を保存し再起動。
案の定、無事再起動しインストールの続きが始まる。
結局、これで問題なくWindows10がインストールできた。
この環境で再び、確認したいツール類をインストールして動作を見る。
おなじだった。OS管理外メモリはやっぱり使用できない。
どうも「アップグレードインストールだから」ではなく、「Windows10だから」くさい。
結論: やっぱりダメ。
すでに「動くだろう」と分かっていたので検証しなかった。インストールに時間がかかるし。
結論: 心配していない。
タッチ操作は正常。さっきは認識しなかったシリアル接続側のタッチパネルも認識されている。
よしよし。
ただし、
(ア)インストール直後の位置補正にて、画面表示が一部欠けるため不十分に終わる。
(イ)再起動後、システムトレイメニューから再度位置補正試みるも、「プログラム
"eloVa.exe" が異常終了」とのメッセージが出て不可。
結論: 使えそうだが問題有り。
今度は検証してみた。
ドライバインストール後、スタートメニューから「ワコム タブレットのプロパティ」を起動。
短時間試してみたところでは問題は見つからない。筆圧もちゃんとひろっている。
結論: 使えそう。
さて。
一応、クリーンインストールに近い環境での検証はできたが、やはり「完全な」クリーンインストールを試してみたいところ。
Windows7では、あるいは今まで使っていたHDD(ちなみにSamsungの「SP2504C」という、250GBのモデル)では
問題なかったBIOS設定(AHCI Mode)がなぜか、Windows10になると障害の元になるのは解せない。
とはいえWindows7と10ではブートローダのコードも違っているだろうし、そもそもこのHDD「WD1600」は、CrystalDiskInfoで確認したところ
NCQに対応していないので、本来AHCIモードで使うべきではないのかもしれない。
そんなわけでしつこいようだが再度、DVD起動からのクリーンインストールをしてみることにした。