作業開始:2015/12/24 掲載:2015/12/31
タスクバーの通知領域に現れる「Windows 10 を入手する」のアイコンからアップグレードしてみた。
バックアップもとらずにいきなり始めた。いささか無防備だが、データのバックアップは毎日やってるし、
システムが壊れたら、環境の整理を兼ねて再インストールすればいいや、くらいのかんじで。
OSのアップグレード自体はすんなりできてしまった。もちろん時間はかかった。うろおぼえだが4〜5時間くらいか。
デスクトップやマルチディスプレイの設定もそのまま引き継がれ、操作感は旧環境とほとんど変わらない。
なかなかやるじゃんMicrosoft、と感心することしばし。
個別のツールについて確認してみる。
残念。ダメだった。
システム起動時にRAMディスクの再設定を求めてきた
ので、「詳細設定」を開いてみる。
「OS管理外」を使用する選択肢が2つともグレーアウトしていて使えない。
これではRAMディスクを使う意味がない。
「アンインストール→再インストール→システム再起動」も試してみたが結果はおなじ。
結論: ダメ。
ダメな理由が、「アップグレードインストールだから」なのか、「Windows10だから」なのかの切り分けをする必要があるな。
起動時に、「パス名が間違っている」旨のメッセージが出てコケる。
おそらく、仮想メモリの作成場所に指定しているRAMディスクが無くなっているせいだろう。
仕方ないのでRAMディスクを元のドライブ名("V:")で再度作成。もちろんOS管理内メモリが食われるのだが。
で、コミスタを再度起動。
起動後、設定を変更。「ファイル→環境設定」で
「仮想メモリ作成先フォルダ」の設定を変更。
今度はOk。その後はRAMディスクを削除しても、起動時のメッセージは出なくなった。
起動後一通り操作してみた。短時間の検証だが動作におかしな感じは無い。
結論: 大丈夫そう。
これも芳しくない。
2つあるタッチディスプレイのうち、USB接続の方は動作するのだが、UART接続(以下、「シリアル接続」)の方は
動作しない。タスクトレイから「Eloタッチスクリーン コントロールパネル」を起動してみたが、認識すらされていない。
通常はこうなっているものが
こんなかんじ。(スクリーンショット取り忘れたので下の画は合成。)
これも、ドライバの再インストールでは改善しなかった。
結論: ダメ。
RAMディスクと同様、原因切り分けの必要有り。
検証し忘れた。というかここまででもうこの環境については「使えない」ことが確定していたので、
やる気を失っていた。
ここまででこの環境については検証終了。
環境を元に戻すことにする。「Windows7への戻し」がきちんとできるかの検証も兼ねて。
アップグレードした環境を以前のWindows戻す方法については、Web上にすでに豊富な解説があるので割愛。
拍子抜けするほどあっさり完了した。時間も1時間かかるかかからないか、といったところ。
ただ、RAMディスクユーティリティがなぜか消えていた。RAMディスク自体(ドライブ
"V:")は残っているのだが。
Windows10の環境下で消したり入れ直したりしたのが響いてるのかもしれない。
再インストールしようとしても「すでにインストールされている」と言われて弾かれる。
結局Buffaloのサイトにあるとおり、
(1)デバイスマネージャからRAMディスクを削除
これで再びインストールが可能になるので
(2)再インストール
で解決。