作業開始:2021/12/20 掲載:2022/02/24
「IPv4 over IPv6」て長ったらしいな。
何か略称がないかと思って探してみたけど見当たらない。このサイトでは以降「4o6」と呼ぶことにするか。
で。4o6が使えないんじゃ楽天ひかりの一番おいしいところが味わえない、ということになる。
背に腹は代えられない。楽天指定の接続
を試してみよう。
今まではA6をAP(アクセスポイント)として使っていたが、今度はルーター(RT)として使う。
機種によっては「APモード」「RTモード」をスイッチで切り替えられたりもするが、このA6に関しては
ハード的なスイッチは無く、設定画面からのみ切り替え可能となっている。
「ブリッジモード」から「ルーターモード」へ。
この辺の設定の仕方は機種によりまちまち。以降の設定も他機種使用の方には参考程度にしかならないと思うが。
設定後、楽天の説明に従い、
@HGWとA6の電源を切る。
AHGWの電源を入れ、2分ほど待つ。
BA6の電源を入れ、2分ほど待つ。
今まではHGWが親玉で、A6はその下にぶら下がっている存在だったため、A6に対しての設定は何もしていなかった。
しかし今度はA6が親玉になるので、それなりに設定していく必要がある。
まず、LAN側から見たA6のアドレスを設定する。ウチでは今までネットワークアドレスを「192.168.1.0/24」、
親玉たるルーターは一番若い「192.168.1.1」を設定することが習慣となっているので、今回もそれに倣おうと思った。
が、「192.168.1.1」はすでにHGWがLAN側アドレスとして使っている。
HGWのLAN側はA6から見ればWAN側なので、A6がルーターモードである限り、同じアドレスでも衝突するわけではない。
しかし今後なにかとAPモード/ルーターモードを行ったり来たりすることになりかねない。
HGWとA6は区別しといたほうがよさそうな気がして、A6のアドレスは「192.168.1.2」としておいた。
続いてDHCPの設定をする。
別に難しいことはない。すでにHGWとA6が使っているアドレスを除いた「192.168.1.3」〜「192.168.1.254」を払い出し範囲に設定。
デフォルトゲートウェイ、プライマリDNSには、A6自体のアドレス「192.168.1.2」を設定してやるだけ。
実はこれが間違いのもとだったのだが。
ラスト。4o6の設定。
他メーカーではこの設定が不要(自動)なものもあるそうだが、Archer
A6は設定を要する。
IPv4の接続タイプとして「DS−Lite」、AFTR名は「手動」で「dgw.xpass.jp」としてやればいい、らしい。
接続タイプの選択肢はこんだけある。
例えばここで「PPPoE」を選び、楽天ひかりに合わせた設定をすればPPPoEでの接続も可能ではある。
もちろんHGW側ですでにPPPoE接続をしていたら衝突してしまうので、そっちは切断しておくことと
HGW側で「PPPoEブリッジ」を「使用する」にしておく必要がある。
「PPPoEブリッジ」とは平たく言えば「PPPoE接続に関する通信を素通しする」機能である。
LAN側につながっている機器がWAN側とのPPPoE接続を要求した場合、HGWは介入せずLAN側機器に任せるわけだ。
まあ、あえてA6からPPPoE接続をするメリットも無いので、これ以上は掘り下げない。
設定完了後確認サイトへ。
接続できた。
回線速度を測ってみる。
PPPoEと比較したいところだが、前回測ったときとは時間帯が違う。混み具合も違っているだろうから
比較のために改めてPPPoEに戻した上で測ってみた。
ちなみに前回はHGW側でPPPoE接続していたが、今回はA6側で上記の方法によりPPPoE接続している。
単にA6のモード切替(AP←→RT)が不要でお手軽だから、というだけの理由である。
PPPoE遅いじゃん。
IPv4の速度が3倍くらい違う。やはり4o6の効果は絶大。
これでOk、ということで、我が家の慣習にのっとりA6のLAN側アドレスを「192.168.1.1」に直すことにした。
‥‥‥‥途端につながらなくなった。