作業開始:2021/12/20 掲載:2022/02/22
1月20日。予定されていた開通日である。
事前の情報では、開通後数日間はクロスパスでの通信ができないとのこと。
当面は従来通りPPPoEで使うことになるそうだ。
HGWの設定をするため、ブラウザから "ntt.setup" へアクセス。
IPアドレス直打ちでもかまわない。デフォルトでは "192.168.1.1"
となっている。
(余談だが最初この ”urlを打ち込むと設定ページが開く” ことの意味が分からなかった。
ローカルの機器を見るのにするのにいちいちWebにアクセスするのか?と。
実際はそんなことはなく単に、HGWが自身の設定ページへの名前解決をしてくれているのだろう。)
ログインして、PPPoE接続の設定をする。(クリックで拡大)
で接続。問題なし。
やはり回線速度が気になるところ。こちらのサイトで測ってみた。
なぜだか接続方式の自動判定がずっこけているが、実際のところは
IPv4:PPPoE
IPv6:IPoE(クロスパス)
となっているはずである。
測定結果がこれ。
「IPv4上り」の「0.0Mbps」はさすがにエラーだろう。
今までの回線(ソフトバンク光)と何ら遜色はない。全体に充分早いと思う。
が、PPPoEの問題点は「混んでる時間帯に遅くなる」ことだと聞いている。
現状でも、IPv6に比べるとIPv4は半分程度の下り速度である。それでも絶対値は悪くないのだが。
念のためこちらのサイトで通信方式を確認。
やはりクロスパスにはなっていない。
「クロスパス」というのが「アルテリアネットワークスの提供するIPv6接続サービス」を指すのか、
それによる「IPv4 over IPv6 サービス」を指すのか。最初紛らわしくて分からなかった。
というか、いまだに紛らわしい。上記のサイトでも「クロスパス可変サービス以外」と言っているにもかかわらず
IPv6での通信はちゃんとできているし。
いろいろ見て回ったところ結局、前者の定義(IPv6サービス自体)が正しいようだ。当サイトもこれでいくこととする。
3日ほど経って、楽天からメールが来た。
【重要】<※必ずご確認ください>IPv6開通完了のお知らせ
平素より楽天ひかりをご利用いただき誠にありがとうございます。
先日お申し込みをいただいた以下内容について、
対応が完了いたしましたので、ご連絡申し上げます。
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【申込内容】
IPv6開通申込
【申込サービス】
楽天ひかり
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【申込ユーザ情報】
ログインユーザID:raXXXXXXXXXXX
カスタマーコード:XXXXXXXXXXXX
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※本メールは送信専用メールアドレスから配信しており、返信いただいてもお答えできません。
では早速、ということでHGWの設定をクロスパス用に変更‥‥と思いきや、それらしい設定項目がない。
もしや自動設定?
確認サイトで現状を見てみる。
だめじゃん。
どうもそういうことらしい。
うちに来た個体のファームウェアバージョンは ”07.00.0030(2020/03/03)”。
これは ”NTT東日本では” 最新版である。
一方、NTT西日本では ”08.00.0010(2020/11/04)” というのが出ている。
これなら対応しているのか?
しかしこいつをわざわざダウンロードしてインストールする勇気が‥出ない。
同じ機種とはいえ「西日本」と「東日本」で微妙に内部処理が違っていたりしたら、最悪HGWをガラクタにしてしまうおそれさえある。
バージョンアップ情報を見ると、”07.00.0030”の時点ですでに
・IPv4 over IPv6を利用したインターネット接続におけるDS-Lite方式に対応可能となりました。
とうたってるんだけどなあ‥‥‥。
ちなみに「DS-Lite」は、クロスパスが採用しているIPv4 over IPv6通信方式のこと。
「クロスパス」がサービスの名称(=商品名)なのに対し、「DS-Lite」は通信規格の名前である。