筐体をつくるA

作業開始:2017/02/23 掲載:2017/04/14

PP(ポリプロピレン)の一枚板を2つ折りにして筐体の基礎部分とするのは難しそう、との結論に達し、別の方法を探った。

いいこと思いついた、と自画自賛


ごくありふれたA4サイズのリングファイル。材質はPP。

一枚板を折り曲げる代わりに、最初から折り目の付いている板を使ってしまえ、という魂胆である。

色は引き続きピンクにしたかったのだが、この商品、パステル調のカラーは無かった。仕方ないので赤をチョイス。
結論から言うとこれはこれで正解だったと思う。

いろいろ改造

当然このまま使うのは無理がある。加工が必要。

まず、邪魔なリングを外す。

ハトメで2カ所留めてある。ニッパでつぶしてハトメを引き抜く。


きれいに取れました。

写真左下のポケットも不要なので除去。手で簡単に引きはがせた。

で、全体にサイズが大きめなので、良い感じになるよう周りをそぎ落とす。
何しろ厚みが0.75mmとペラッペラなので、加工はカッターで楽勝。

ただその分、剛性が全然足りない。補強を考える。

ここは、先ほど曲げ加工に失敗した

コイツを再利用するか。


仕上がりサイズを決め、2枚の長方形に切り出す。幅広両面テープを全面に貼る。

この作業で、ウン年物の両面テープをとうとう使い切った。


裏打ち材として貼り付け。


まっとうにやるなら両面テープよりも接着剤を使うべきなのだろうが、作業をちゃっちゃとすませたかったので手抜きした次第。
両面テープの方がやり直しが利くし。

余談ですが

PPは接着しにくい材料なのだそうな。
市販の接着剤でも大抵

PPは対象外になっている。

しかしそこは天下のダイ○ー様、抜かりはない。
PP売り場のすぐとなりに

これが売っていた。

サイドパネル

一番手間がかかるのがここ。孔開け加工が多く、しかもその位置には正確さが求められる。

こんなときには

型紙作戦に限る。

サイドパネルも当然のようにPPだが、こちらは黄色をチョイス。

厚みは先ほどのピンクと同様、1.4mm。こちらは幅が短いので補強もまあ不要だろう。

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