作業開始:2017/02/23 掲載:2017/04/14
2年振りの8号機。
ずーーーーーーっ・・・と放ったらかしだったのだが、いい加減カタをつけねばと思い、筐体づくりに取りかかることにした。
前回までは 「和室に溶け込む家具調サーバ」 とか言って、筐体は木で作るようなことを言っていたが、
2年も経てば気も変わる。
なんて言うか・・・見た目チープな、プラスチッキーなかんじのが良いような気がしてきた。
すでにシャーシ(土台)はできていたが、2年間も眺めて続けているとやはり改良の余地(というかアラ)が見えてくる。
今回、シャーシはあらためて作り直した。
今までのとどう変わったか。
まず、USBハブをマザーと同じ面に持ってきた。今まではマザーの反対側の面に配置していたが、
それよりはこちらの方が筐体を薄型にできる。
併せて、コネクタの類をすべて1つの面に集めた。この写真で言うと上方向。
あと、ファン駆動用のトランジスタ2SC1162をシャーシに直付けし、放熱器を省略。
CPUの放熱器も薄いものに変えた。それにともなって放熱がちょっと心配になったため
思い切ってこれも取り除いた。放熱器はCPUダイに直に接触する形となる。
それもこれも、全体の薄型化のため。
回路的には何も変わっていない。作業の途中でミスってVGA出力コネクタを傷めたので取り除いたくらい(泣)。画面出力はHDMIオンリーとなる。
前述のとおり、「見た目チープな、プラスチッキーなかんじの」材料を求めてダ○ソーへ。
ポリプロピレン(以下PP)のシート。百円ショップでこんなものまで売ってるとは・・・
色はなんとなくピンクをチョイス。他には黄色、明るめの緑・・・なんかがあった気がする。
1.4mmとそこそこの厚みがあるが、それでもケースにするには全然剛性不足。構造でカバーする必要がある。
このPPシート、大きさから言って、2つ折りにすると今回の筐体にちょうどよさそう。
この手の材料の曲げ加工・・・というとぱっと思いつくのが、アクリル曲げ用のヒータである。
だがはっきり言って高価。温度調節用のコントローラと合わせて、下手すりゃ一万円コースである。ちょっと手が出せない。
手近な道具で曲げ加工ができないか、試してみた。
まずはこれ。ドライヤーの熱風で曲がるか。
・・・曲がるワケがない。Turboモードで相当な高温にしてもびくともしなかった。
次。ハロゲンヒーター。
かなり近づけて加熱したが、少し歪んだ程度。思い通りの曲げ加工にはほど遠い。
結局こうなった。
ガストーチで加熱。
これなら絶対曲がるのは分かりきってたんだが、熱の加減が難しく、下手すりゃ溶かしてしまいそうだったので躊躇していた。
しかし、やってみたら意外とイケた。
曲げたい範囲以外は断熱性の高いMDF板で養生し、
できるだけ均等に加熱しつつ、手で曲げていく。
やっぱり均等に美しく曲げるのは、専用工具無しでは難しいようで。
左右非対称。
曲げ部分の背が湾曲してしまった。
これじゃちょっと、ケースには使えそうにないな・・・