作業:2015/03 掲載:2015/04/02
シャーシが出来たので次はCPUの放熱のやり方を考えよう、と思っていたが気が変わった。
実際にOSをインストールして、試運転してみようと思う。
目的は4つ。
@CPUの発熱の程度を確認する。→ 放熱のやり方に関係してくる。
Aサブ基板がちゃんと動くか確認する。← 逆面型FFCで接続する、という推測が正しいか否か。
Bこのマザーの実力の程を見たい。← FullHDの動画を見るのに充分な性能があるか。
Cデバイス情報を知りたい。← ただの好奇心。
・・・ぶっちゃけ、切ったり削ったりの作業に飽きてきた、てのもある。
まずはシャーシ上に仮組み。
FFCの差し方はこう。電極露出面が上(基板と逆側)に来るように。
ところで、OSとして何をインストールするか。
考えたが、せっかくまっさらなPCに入れるのだから
Windows 10 Technical Preview
を使ってみることにした。
CPUの放熱は手元にあったてきとうなヒートシンクを
手持ちの熱伝導シートでCPUに貼り付ける。
→
とりあえずファンレスで試す。どれくらい熱くなるやら。
これまた手持ちの(=余ってる)USBキーボードを、サブ基板のUSB端子につなぎこむ。
これがちゃんと動作したら、サブ基板の接続が(FFC逆面型で)正しい、ということの確認になる。
マザーの電源On。
以前と同様「ファンエラー」とのBIOSメッセージ。
このままだと自動で電源Offしてしまうので、キーボードの[F1]キー押下で処理続行を指定。
・・・ちゃんと反応した。FFCの選定は間違っていなかったようだ。
BIOS設定メニューを呼び出し、「USB-CD」のブート順位をHDDより上位に変更。
(写真はあとから撮ったものなので、デバイス構成が少々異なる。)
ちなみにインストールメディアだが、実際は光学ドライブを使わず、外付HDDを使った。
Buffaloの、「仮想CD/DVD」機能 (isoファイルを光学ディスクに見せかける) を持った機種。これ地味に便利。
再起動。
Windows10のインストーラが立ち上がったようだ。
ところがこの時点でCPUのヒートシンクを触ったら相当熱い。60℃くらい行ってるんじゃなかろうか。
大した負荷もかかっていない段階でこれでは怖いので、いったん電源Off。ファンで冷やすことにした。
てきとうなヒートシンクに、これまたてきとうなファンをテープで貼り付け、ACアダプタで駆動。
ACアダプタはペリフェラル電源コネクタで出力を取り出すタイプ。
回してみると、径が小さい割に風量は結構ある。まあ、音も盛大だが。
再度インストールを進める。Windows10 32bit版。
順調に進む。
ヒートシンクは打って変わってほとんど熱くならない。
発熱量は多くなくとも、気流が無いと温度が上昇してしまう、ということだろう。よくあること。
30分もしないうちにインストールは完了。
ここで、もう1枚のサブ基板(SDカードリーダ他)の動作確認のため、SDカードを挿入してみる。
見事認識された。これで当初の目的Aは達成。
インストールが済んだところで、ベンチマークを走らせてみることにした。
目的@に絡んでCPUに負荷をかけた状態での発熱を見るのと、Bについても目安になるだろうと思うので。
ベンチマークソフトは、使い慣れた CrystalMark 2004R3 を使用。
特に意味はないが、3通りの異なる画面サイズでデータを取ってみた。
(以下、クリックで結果が開きます。)
SXGA UXGA(横) UXGA(縦)
UXGA縦画面のときスコアが若干落ち込むが、実用上は問題ないだろう。
ちなみにCPUの発熱だが、ベンチマークが走っている最中でも、ヒートシンクはほとんど熱くならない。
やはり発熱量は少ないようだ。
ベンチマークの結果については・・・家にある他のマシンとの比較から言うと、動画を普通に見るには支障ないんじゃないか?
OSを64bit版に入れ替えて、同じことを試してみた。
ベンチマークの結果↓
SXGA UXGA(横) UXGA(縦)
こちらはUXGA縦画面のときでも、スコアの落ち込みはほとんど見られない。
デバイスマネージャの画面コピー↓
@ヒートシンクは小さくとも可。ただし空気の流れは必須。
そもそもファンを回さないと起動時のBIOSによるチェックに引っ掛かる。
Aサブ基板は2枚とも問題なく動く。
BFullHD動画を見るのに支障ない程度の性能はありそう。
ということで一安心。