下ごしらえ

作業:2015/02 掲載:2015/03/05

ラフスケッチで端子やスイッチの配置、内部の部品配置はほぼ決定した。
となれば図面を引いてケース加工へ・・・といきたいところだが、いきなりそれをやると失敗するおそれが大。

7号機の記事にも書いたが、こういった「規格外」のマザーを使うときは、ケース加工がほんと大変である。
コネクタやカードスロットの孔位置はすべて現物合わせで決めることになるが、3次元の物体を0.1ミリ単位で
正確に採寸するのは手作業ではなかなか厳しい。まず確実に孔がズレる

部品配置についても、机上で検討したときには分からなかった干渉部分があったりして、軌道修正や手戻りを
余儀なくされる状況が、必ず、と言っていいほど生じる。すでに孔を開けたあとで修正が利かなくて
ρ(`へ' ; ) くそ~~ となってしまうことが多々あり。

そこで今回は、まずボール紙で仮に実際の形を作り、マザーボード含めた部品をすべて組み付けてみることにした。

素材はこれ。7号機のときにも使った¥100ショップで売ってる方眼つきボール紙。


仮組みとは言えこれ単体じゃ剛性が全然不足なのと、表裏両方に目盛りがあった方が断然便利なので、
2枚を貼り合わせて厚みを出してみた。


ナニで貼り合わせたか。コレ↓である。

超幅広両面テープ。元々はペンタブの表面の摩擦がもっと欲しくて、トレーシングペーパーやら何やらを
試しに貼り付けるのに使っていたもの。何年も引出しの中でもてあましていたが、久々に出番が来た。

まずは基板やらHDDやらが載る土台、つまりシャーシを作る。 本番ではこの部分はアルミ板で作る予定。

カッターやらハサミで加工出来てしまうのはとってもラク。


基板を仮組み付けしてみる。

フィルムケーブル貫通用の孔位置が良くなかったので早くも修正。
切り貼りが簡単なのでこういった修正も気楽に出来る。



横から見たところ。

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