ケース加工 そのD

接着剤の話の続きである。

商品U:セメダイン 「EP001N」

これも2剤混合タイプのエポキシ系。


前ページと同じ要領で試し貼り。
固まると白く、シリコンコーキングのような弾力を持つ。パッケージにも「弾性接着剤」とうたわれている。

強力である。

ちょっとやそっとじゃ剥がれない。貼り合わせた2枚の板をプライヤでつかみ、こじってようやく剥がせた。
強度は充分。
またたとえば、金属とプラスチックのように、熱膨張係数が異なるもの同士を接着する場合、
「弾力がある」というのはアドバンテージになるだろう。

商品V:セメダイン 「メタルロック」

「金属同士の接着」と言えば名前の挙がる「メタルロック」である。
これまた2剤混合タイプ。ただしアクリル系。


固まると黒い。カッチカチ。

これも強力。

手で力いっぱいこじってどうにか剥がせるレベル。実用上問題のない強度が得られる。
今回の工作に使うならこれでも十分。硬化が早いのもいいところ。

商品W:コニシ 「SU」

単剤タイプ。硬化後は透明で弾性がある。
個人的には木工やプラスチックに時々使うが、金属相手ではどうか。


強度はまずまず。

実用上支障がない程度の強度は得られた。
手ではちょっとがんばらないと剥がせないレベル。
ただ硬化に時間がかかるのが難かも。

結論‥今回は 「EP001N」と「メタルロック」を使用。気分で(爆)使い分けた。

話を戻す。

懸案となっている、「2ピースに分かれたフレームをどうやってくっつけるか」だが、
結論はこう↓である。

正体不明の基板とかスイッチとか付いているがそこはとりあえず流してほしい。

要は左右をベース板で結びつけているわけ。さらに蝶番でつないで補強。

HDDを取り付けるとこうなる。

左側の 2.5インチ がシステム(Cドライブ)用。
右側の 3.5インチ はデータ用。2.5インチにしておけばスペースに余裕があるのだが、
すでに1TB・3.5インチのHDDを持っていて、それを使用したかったので
やや窮屈になるのは承知で組み込んだ。

マザーはこの裏側に付く。

HDDのブラケットは、過去にジャンクPCから取り外してあったストックを加工して使用。


スチール製なのでハンダ付けで接着加工できるのがとても楽。

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