中を見る

作業開始:2022/12/15 掲載:2023/01/27

外観のチェックはひと通り済んだ。
お待ちかね、次は中身だ。

問題はこのネジ

をどうやって回すか。
特殊工具が要るのか?などと一瞬考えたが‥‥‥‥

意外とあっさり解決。

ラジペンでいけた。

御開帳〜


中はいたってシンプル。

光学ドライブ、マザーボード、ハードディスクベイが平面的に配置されている。
ACアダプターを使うタイプなので一般的な電源ユニットは無い。

DC→ATX電源 の変換基盤が、光学ドライブの下に隠れている。
ベイごとドライブを取っ払わないと姿が見えないな。

これは‥HDD固定用の金具か。


ケースへの取り付け穴などは無く、熱伝導用の粘着ゲルで固定するようだ。
なんだかチューインガム。

マザーボード。

ケースの名前通りMini-ITXである。
CPUとチップセットの発熱をヒートパイプ経由でケース側板(放熱フィン)に逃がす方式。


型番「ION-MB330」。ド直球な名前。

使える?このマザボ

「ION-MB330」というマザーだが、性能は高くない。というか低い
ググってみると2009年発売のマザーボードである。

CPU:Atom330
チップセット:Nvidia ION

はまったく今どきの仕様ではない。
使いみちによっては今でも実用性はあるとは思うのだが。

実はこのパソコン、せっかくの静音性(のポテンシャル)を活かして「リビングに設置して動画鑑賞機にする」使いみちを想定している。
以前にも同様のモノを作ったことがあるが、実は最近リビングのテレビを買い替えたため、今まで使っていたPCは取り付けが合わなくなった。
取付金具を作り直して継続使用するというのも考えたが、もう5年近く使ったことだし、そろそろグレードアップするのもアリかな、と。

ちょっと待て。Corei3 → Atom330 ではグレードアップとは言い難い。むしろグレードダウンではないか。

それはまあいいとしてもこのマザボ、もっと大きな問題がある。

メモリがDDR2なんだわ。

刺さっていたのは1GBのSO−DIMMが2枚、計2GB。これではいかにも心もとない。
今どき64bitのWindowsを動かすなら経験上、最低8GBは欲しい。
このマザボのメモリスロットは2本。ということは4GBのメモリモジュールが2枚必要になる。

ガラクタをいろいろ貯めこんでいる僕も、さすがにDDR2で4GBなどというメモリは持っていない。
市場に無いこともないが結構お高い。今さらDDR2買うのもなんかばかばかしい気もするし‥‥‥。

まあいい。あとで考えることにしよう。

電源基盤…その1

電源基盤がどうしても見えない。
最低限、電源として何ボルトを供給したらよいのかくらいは確認したいので、型番を知りたい。が、

この光学ドライブベイでほとんど隠れてしまっている。
取り外せばいいのだが、

なんとまあ。

ベイをケースに固定している2本のビス。そのうち1本がこんなかんじで隠れており、ドライバが入りそうにない。

しかもネジ頭はプラスとかマイナスではなく「六角」!!
普通のドライバでさえ入りそうにないのに、六角レンチ

なんて入るかいな。

この取り付けビスにアプローチするためには、底板も外さないとダメか。


この6本のビスを外せば良さそうだ。

このビスも六角。

このケース、構造はいたってシンプルなのだが、使われているネジがいちいちひねくれていてうっとうしい。
全部普通のプラスネジに取り替えてしまおうと思う。

でも天板のこれ

だけは見栄えに影響するからそのまま残すか。

←戻る:状態確認  ↑トップ  次へ:解体→