作業開始:2016/05/07 掲載:2016/05/20
‥‥このUSBコントローラ「ASV5211」、QFPの表面実装用チップである。
ピンのピッチは0.4mm。手作業で何とかするには限界の細かさ‥‥というか、限界越えてるかもしれない。
新品の基板に新品のチップをハンダ付けするなら何とかなる。だが今回の場合、付ける前に
剥がさねばならないのだ。
しかもHDUの方は基板のパターンを傷めずに
HDUCGはICチップを傷めずに、だ。
経験上、ハンダ付けを外すのは、付けるのの数倍は難しい。
きれいにやろうとすればなおのこと。
ぶっつけ本番ではとてもできる気がしない。
そこで。どうせつぶすことになるHDUCGの
このチップ↓
で、練習してみる。ピンピッチも同じ0.4mmだし。
うまいやり方など思いつかない。
30Wのハンダゴテであたためつつ
針状のものでこじっていく。
これを4辺にわたって、丁寧にやるだけ。
「針状のもの」は、ごく細くなおかつ硬くなければならない。
しなったり、もちろん折れたりしては話にならない。
今回は縫い針を使った。硬さは充分とは言えないが、まあ許容範囲。
ちなみに まち針では柔らかすぎてダメだった。
‥‥不安が漂う1辺目。丁寧にやったつもりなんだが。
当然この時点で、HDUCGは使用不能ということになる。
外し終わったの図。
コメントに困るほどのヒドさ。
基板側。
パターンハゲまくり剥がれまくり。
パターン自体が微細なため、通常問題にならない程度の温めすぎや力加減でも、簡単に剥がれてしまう。