作業開始:2017/07/13 掲載:2017/10/26
厳重すぎる梱包から出てきたのがこれ。
この時点で見込み違いに気づく。
もともとのパネルはこれだが、
これは機器内部側から見た写真。つまり「裏側」。
一方これは「表側」。タッチする面。
販売サイトの写真はこれと同じ面からと思われる。
裏側から見た同士で旧→新を比較してみる。リード線の位置が全然違う。
選ぶときに結構気にしたポイントだったんだが。
サイズはというと、
横146mm、縦88mm。サイトの説明よりいずれも1ミリずつ大きい。
旧品との比較では、横はピッタリだが縦は2mmほど大きい。
2ミリの差はデカいぞ。
うーん・・・。これは厳しいか。
サイズの違い以外にも懸念すべきことはある。
まず、リードの接触面(銅箔が露出している面)が一致しているか、だ。
幸いにもこれは一致。新旧どちらの接触面もパネルの裏側を向いていた。
次に 「リード線のピンアサインは一致するか。」
前述のとおり4辺に電極があるわけで、それぞれがどのピンにつながっているか、である。
解読はそんなに難しくない。パネル自体が透明で導電パターンが丸見えなため、目視で見当がつく。
以下の通り見当がついた。
旧: | 新: |
![]() |
![]() |
裏側から見ているので、左右が反転していることに注意。 |
抵抗値を測ってみる。テスターを当てると
上−下:305Ω
右−左:801Ω
と出た。上下間の方が左右間に比べて間隔が狭く幅が広いので、当然抵抗値は低くなる。
ためしにこのまま接続し、12Vの仮電源を供給して試しに使ってみると、ちゃんとタッチに反応した。
もちろんタッチ位置検出はでたらめ。押した位置と全然違うボタンが反応するのだが。
「4線抵抗膜式」という診たては当たっていたことがわかる。
ここまでで、やるべきことが見えてきた。
(1)リードの引き出し位置の違いを処理
(2)リードのピンアサインを変換
(3)サイズが微妙にデカいのを処理
(1)と(2)は何とかなると思う。そのためにこれ↓
付きのを買ったのだ。
問題は(3)。フレームを加工する必要がある。
写真ではわかりにくいが、横方向には多少の余裕があるが、縦方向にはほとんど無い。
無理やり加工するならば、DVDのスロット(上側)をつぶすしかなさそう。下側には2ミリも拡大する余地は無い。
どうしよう・・・