作業開始:2019/01/14 掲載:2020/01/18
「キュイーーーーーー・・・・・」
試運転するとこんな音がする。
最初は液タブ本体からの音かと思ったが、どうも出どころが違う。
どうやら音はコイツ
から出ているようだ。
ACアダプタの分解は危険
であり、当然メーカーも
とおっしゃっているが、
このまま使うのも安全かどうかわからないので自己責任で開ける。
とはいえ大抵のACアダプタには筐体に分かりやすい留めビスはない。少なくとも外観上は。
外観上だけでなく本当に無い(筐体が接着組み立てされている)場合すらある。
だがコイツの場合は幸い、ゴム足があった。
コイツがある場合、この下にビスの頭が隠れていることが多い。
外してみる。
外すにはこういった道具を使うとやりやすい。
「ソルダーアシスト」とか「ソルダーエイド」とか言われてるやつ。
こいつをゴム足の縁に突っ込んでこじ開ける。
案の定、ビスがあった。写真ではもう外しちゃったあとだが。
あとは少々強引にでも筐体を2枚に開く。
見た感じ、「焦げてる」とかは無さそう。変な臭いも無い。
よくあるスイッチング・レギュレータのようだ。
「キュイーーーーーーン」音はおそらくコア鳴きだろう。
「コアが鳴く」→「トランスの締固めが緩んでいるのでは?」と疑っていた。
トランスを固めた樹脂が割れているとか、一部剥がれているとか・・・
だが案に相違してこのトランスの樹脂、ガッチガチである。
この状態で電源を入れ、音の源を確認しても良かったのだが何しろ
高圧部分がある。
あまり頑張って追求する気力もわかないのでこのアダプタは捨て、
代わりになるものがないかジャンク箱をあさってみることにした。
あったわ。
消費税5%時代に買ってあったらしい。記憶にないけど。もう自分をほめたい。
しかもコネクタの形状とピンアサインまで同じ。
出力は 12V 5.0A。旧品の6.67Aに比べると若干小さい。使用に耐えうるか。
そこで液タブの消費電流を実測。概ね 3.5〜3.8A だった。使用条件によって変動はあるだろうが、
まあ大丈夫だろう。