作業開始:2019/01/03 掲載:2019/10/08
ここまでで信号ソースとアンプが(一応)できた。
あとはこれらにパワーを供給する電源回路を作るのだがその前に
信号ソース
と
アンプ
の電源On/Offをどうやって連動させるか、という問題が出てくる。
アンプの方は単純な回路なので
電源端子に電圧を加えればOn、切ればOffとなるだけなのだが、
コイツは
バッテリー端子に既定の電圧(3.7V程度)を加えたうえで電源スイッチ長押し=端子を数秒間導通
させなければOnしない。
となると、
@信号ソースの電源On/Offを外部から検知
Aそれに連動してアンプに供給する電圧をOn/Offする
という動作を実現せねばなるまい。
となると問題は、外部からOn/Off状態を知ることができるか否か、になる。
理想的には「電源Onしたら電圧が出て、Offしたら電圧がなくなる」つまりゲート信号を出すような端子を
こいつ
が持っていればいいのだが。
「ま、何かしらあるんじゃね?」と軽く考えていたが、いざ探してみるとなかなか難しかった。
この辺のどれかがそうだといいな、と願いつつ
テスターで電圧をあたってみたが、どれも期待通りの変化は無し。
よくある方法として、パワーインジケータLEDの両端から電圧をもらう、というのがあるが、
コイツの場合それも難しい。だって音楽再生中は数秒周期で点滅するんだもの。
最悪、音楽信号そのものを整流してゲート信号として使うか、とまで考えたが、
さんざ探し回った末に1つあった。ここ。
コンデンサーマイクのドライブ電源。音楽再生中は 3V程度の直流電圧が現れる。
ゲート信号としてはうってつけである。
FETを使って。
「PWR_IN」が元電源、「PWR_OUT」がOn/Off制御された電源。「Control」がゲート電圧。
手持ちの部品で組んだので 2SC1475 とかいまどき見ない石もあるが、hFEのそこそこ大きい
(200くらいか)NPNトランジスタなら何でもいい。
FETもハイサイドスイッチ用として適当なものがいくつもある。
この回路は基板上の余ったスペースに組んだ。