リア増設@

作業開始:2018/06/11 掲載:2018/09/26

フロントスピーカ2個を交換し、試聴。The Pillowsの「Sweet Baggy Days」。




ずいぶん良くなった。純正スピーカとは雲泥の差。
ちゃんと高域が出ていて、音の輪郭がはっきりした。
低域がもう少し欲しい気もするが、16センチのスピーカとしてはいいところだと思う。
低域についてはスピーカ本体のみでなくエンクロージャの影響も大きいので、ドアの気密性や防振性を高める、
いわゆるデッドニングの処理を施すことで更に良くなると思うが、今回はそこまで追求しない。

しばらくのあいだこの状態で使ってみたが、やはりと言うべきか、物足りなさを抱き続けていた。
これはスピーカ交換前から感じていたもので、交換してもこの点は解消されなかった。
されないだろうと予想もしていた。

音質ではない。音場である。

やっぱり4つがいいよね

免許をとってから今まで6台のクルマを乗り継いできたが、3台目以降はすべて4スピーカ。
別付けのツイータも勘定に入れるなら6スピーカのもあった。

それに慣れているせいか、フロントのみの2スピーカでは音場がこじんまりしているように感じてしまう。
なので、スピーカ交換を思い立ったときから「ついでにリアにも追加しよう」と考えていた。

追加するスピーカもどうせなら良い音のするものがいいのだが、音場の広がりを目的とするのなら音質はそれほど重要ではない。
フロントから外した純正スピーカ

をリアに回せばいいと思う。

お金がない、というのもあるがそれより「捨てられない」という、ジャンカーの悪い癖が出た。
あと、「純正品ならおそらく取り付けが楽だろう」という目論見も。

剥がす。

なにはともあれリアドアの内張りを剥がしてみないことには始まらない。
やり方はフロントドアと同じ。タッピングビスを2箇所外して、


力で引っ剥がす。


こうなる。

ビニールシートが黒い接着剤(?)で貼り付けられている。
フロントと違い、リアはスピーカ取付孔もビニールシートに覆われている。

切る

取付孔を覆っているビニールシートを切り取る。




切り取ったフチの部分は貼り直す必要がある。
元々使われていた黒い接着剤を再利用しようと採取してみる。

プラスチックのヘラでこそぎ取る。


「ブチルゴム」というのだそうな。
最初(触る前)は、コーキング剤的な、「グミっぽい」感触のものかと想像していたらさにあらず。

「噛みかけのガム」あるいは「モチ」である。


こんなものだからあまりに扱いづらいので、再利用はあきらめた。
ではどうしたか、は後ほど。

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