作業開始:2018/04/20 掲載:2018/05/27
こいつに入れるOSだが、メーカーのWebサイトからイメージがダウンロードできる。
ただダウンロードできるバージョンが下記の通りいくつもある。
Windows Embedded Standard 7E(32bit)
Windows Embedded Standard 7P(32bit)
Windows Embedded Standard 2009
この他にも64bitとかLinuxとかも選択肢にはあるが、OSイメージが落とせるのは上記3つだけのようだ。
で。
どれを使うべきかが見たところわからない。というか、それぞれの差異がわからない。
考えてみたら「組込み用Windows」なんて触ったこともないぞ。
「Windows Embedded Standard」とか長ったらしいので以下、「WES」で統一。
7Eとか7Pとか2009とか意味がわからん。こういうときはググるに限る。
こちらに解説と比較表があった。この他にもWESには7CというSKUもあるとのこと。
この「SKU」というワードも分からんが、要は「製品のタイプ」と理解すればよい。例として「Home」とか「Pro」とか。
この比較表を見るとどんな機能がある/ないのかは分かるものの、それぞれの製品の目的がどこにあるのかは明記されていない。
特に「7E」「7S」の目的が分からん。機能一覧から推測するに
7E:企業への端末としての導入用。"E"nterprise?※
7P:個人使用向け。デスクトップ向けのWindowsとどう違うのかわからない。"P"ersonal?※
7C:これは明記してある。「コンスーマー製品向けのネットワーク型マルチメディアプレイヤー」向けだそうだ。てことは "C"onsumer か。
2009:WindowsXPベース。7じゃなくて。
※あくまで推測なので鵜呑みにしないように。
で、このマシンにはどれが適切か。
「適切なランタイムライセンス(WS7E、WS7P)を判別するためのツール」がMicrosoftから配布されているそうだが、
契約締結済お客様専用サイト限定とのこと。要はMSに金払ってないと使えない。
仕方ない。
メーカーのサイトで配布してるんだからどれでも良さそうなもんだ、と、片っ端から試してみることにした。
落とせるOSイメージは実行形式になっている。「OSイメージ」と言うよりは「インストーラ作成ツール」と言ったほうがいいか。
イメージ配布ページには似たような名前のファイルがいくつもあって迷うが、とりあえずバージョンと日付が最新の
"Microsoft Windows Embedded Standard 7P APJ 16Gフラッシュイメージ(1/2)"
と同 "(2/2)"
バージョン "6.13.0319b Rev. A" を落とす。
なおリリースノートを見ると
イメージの展開および実行には、少なくとも以下の容量が必要です。
- 16GBのフラッシュメモリカード
- 4GBのRAM
とある。が、16GBのUSBフラッシュメモリが手元に無かったので、8GBのヤツで試した。ダメ元。
メモリを挿して、落としてきたファイル(1/2)を実行。
インストーラはよくあるタイプ。
ここではもちろん 「I accept‥‥」を選択。
ワークファイルの展開先は好みで変更した。デフォルトのままでももちろん構わない。
「Install」を押すと展開処理がスタート。
追加ファイルの要求ダイアログが出て終わる。ファイルが足りないので当然。
引き続き "2/2" を実行する。
で "2/2"。以下同文。
"1/2"で展開先を変更した場合は、ここで同じ場所を指定。
これで一通りワークファイルの展開が完了。引き続き、USBメモリへの書き込みに移る。
"USB Format" を選択。当然、USBメモリの内容はすべて消える。
USBメモリのドライブ名を指定。間違えたら大変。
「Format」を押すと、書き込み処理が始まる。
書き込み完了。
これでUSBメモリはインストールメディアになっている。中身を見てみると
16GB必要とか言ってたけど、8GBでも全然余裕じゃん。