入手

作業開始:2018/04/20 掲載:2018/05/23

購入

4月の半ばにこちらで見かけたこの品
「パソコン」とはちょっと毛色の違う「シンクライアント」である。
シンクライアントは当サイトでも以前取り上げたことがあったが、あれから何年もたっているだけあって
中古市場でも性能の向上は著しいようだ。スペックが全然違う。
しかもファンレス。
特に使うアテはないが、値段も¥3000(税込)とお手頃だったので即Get。

商品構成

こちらになります。


HP t610 Thinclient。メモリ 2GB(1GB PC3−10600 × 2)、SSD(16GB)。
さらに本来のスペックには無いHDD 160GB(2.5インチSATA)のおまけ付き。
つまりお店の意向として「本来の使い方にとどまらず、好きなように弄ってね」ということだ。「筋金入り」と言ったのはこういうところである。

ピンクのプチプチにくるまれた、付属品のACアダプタ(左)とHDD(右)。


HDDの固定金具は付属していない。お店の方によると、メーカー純正品もあるのだが数が出回っておらず、
eBayなどで買うと何千円もするとのこと。自作もそう難しくないそうなのでやってみることにした。
というか、いままでさんざんやってきた類の作業なので、ほとんど心配はしていない。

さっそく中を…1

開けて見る。
店員さんが言うにはこの機種、工具無しで開けられるのだそうだ。

まず足のウラのここ。

「PUSH」を押して「UNLOCK」方向にスライドさせると足が外れる。

足を外すと当然、筐体の底面が出てくる。

これも「PUSH」を押して「UNLOCK」方向にスライド。すると‥‥‥

底面が外れる。


底面を外した状態で側板を下方にスライドさせると、これもカパッ、と外れる。これは正面から見て右側面。





黒いプラスチック板を後方(写真右方)へずらしてやると、

スチール製の小蓋が開けられるようになり、


中にはメモリスロット2本が。

1GBのDDR3が2本差さっていた。

確認したらいったん側板を戻す。黒いプラ板の位置を合わせないと、側板がちゃんと嵌まらないので要注意。

さっそく中を…2

左側板も同様に、下にスライドさせれば外れる。スチール板でおおわれているが


この爪を


押してやれば


簡単に開いて


マザーボードにアクセスできてしまう。


気が利いてんなヒューレット・パッカード(2012年当時。2018年現在は「HP」が正式名称。
「ヒューレット・パッカード」という会社もいまだ存在するが、そちらは2015年に分社した別会社である。)。

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