作業開始:2016/07/05 掲載:2016/09/05
何しろ「ジャンク」なので、満足な状態である保証はない。
前オーナーが僕と同様の趣味の持ち主であったら、ハード的に散々いじくり回したあげく手放した、という可能性すらある。
散々もてあそんで飽きたら捨てるなんて、ろくなモンじゃないな。(← 僕のことです)
パッケージはテープでかっちり塞がれていて、中身を見ることはできない。が、ジャンク品と言えど勝手に箱を開けてしまうのはマナー違反である。
HARD OFFではレジでお願いすれば中身の目視確認をさせてくれるので、お願いして見せてもらった。
きれいなもんである。傷ひとつ無い。前オーナーは善良な方だったようだ。
善良ついでにB−CASも付けたまま売却してくれれば・・・とか言ってはいけない(爆)。
あ、 写真は買って帰ってから撮ったものだ。
B−CASカード以外の付属品、ドライバCDやら接続ケーブル、取説もちゃんと揃っていた。
・・・が接続ケーブルはともかく、これらにはほとんど興味がない(!)。
とは言いつつ購入後まずやるべきは、「正規の使い方で動作確認」である。
KEIANのサイトでこの機種「KTV−FSPCIE」について調べるとともに、正規版のドライバや視聴アプリの最新版をDL。
手持ちのWindowsパソコンにインストールして動作を確認する。
ちゃんと視聴できた。この手のパーツはジャンクと言えどほんっとにハズレが少ないわ。
これで安心して非正規な使い方が試せるってもんだ。
この商品、型番といい一見したところの形状といい、PCI−ex(x1)接続のように見えるが、実際はUSB接続である。
PCI−exスロットに差すカードエッジ部はあるものの、
電気的には孤島状態であり、基板を物理的に固定する以上の意味は無い。
マザーボードとの電気的な接続は基板上のこのコネクタ
を、付属のこのケーブル
で、マザーボード上のUSBピンヘッダに接続することでまかなう。
安直といえば安直だが、これもひとつの割り切り方ではある。
ユーザーから見た使い勝手は物理的に外付かパソコン筐体内蔵かによって大きく違ってはくるものの、
電気的接続がPCI−exだろうがUSBだろうが違いやしないのだから。
メーカーとしてはこれにより、外付タイプである別商品「KTV−FSUSB2」と基板の設計が共通化でき、コストダウンが図られるというわけだ。
スロットに差そうが差すまいがどうせ動作に差が無いのなら、と、こんなケーブルを作ってみた。
マザーボード上のピンヘッダではなく、USBコネクタに差すタイプの接続ケーブルである。
基板上のコネクタが特殊なものでなく、一般的な2mmピッチ・4Pのタイプだったので、手持ちの材料で作れた。
これでこのあとの作業が手軽に進められるものと思う。