地デジチューナー、逝く

作業開始:2016/05/07 掲載:2016/05/17

発端

録画サーバ(副)として稼働していた7号機だが、どうも調子の悪い感じが半年くらい続いていた。
録画に失敗する‥‥‥というか、出来たTSファイルの音声がとぎれとぎれになる、という症状が出る。
最初は時々でる程度だったがだんだん頻度が増し、ついにはまともに録画できることがなくなってしまった。
もう8年くらい働き続けているチューナーなので、仕方ないかな、とは思っていたが‥‥‥‥

2016年1月のとある寒い日。
ふと画面表示を確認してみると


こんなん出てました。(イメージ画像)

これが噂に聞く USB1.1病 か。
ついに来るべきものが来た‥‥ってかんじ。

原因と対策をググってみる。
原因としては、「水晶発振子が発振しにくくなるため」という記述が多く見られる。

‥‥本当にそうだろうか? 水晶発振子(以下、「水晶」)はそうそう劣化するものじゃないだろう。
時計はもちろんのことマザーボードやらテレビやら、ありとあらゆるところに使われているが、水晶が原因の故障なんて
聞いたことがない。落っことしたとかの外力によるものは別として。

「水晶が発振しにくくなる」としてもそれは「症状」であって、原因はちがうところにある気がする。

個人的にはこの説明がいちばん腑に落ちた。USBコントローラチップの製造欠陥で、
チップ内部にフラッシュメモリもどきができていて、長年使用するうちにそれが少しずつチャージされていき、
FETの動作をジャマする、ということか。

対処として、「温める」という方法がネット上で散見されるが、対症療法に過ぎないし、第一めんどくさい。
進行性の故障だということなので、一度発症したらもう安心して使えるものではないだろう。

抜本的な対策はUSBコントローラチップの交換ということになるだろうけど、この「MonsterTV HDU」に載っているチップ
「ASICEN ASV5211」は、アキバあたりのパーツショップで気軽に購入、というワケにはいかなそう。
日本語が怪しげなサイトで注文可能なところはあるようだが、どうも勇気が‥‥‥

あきらめていたんだけど

そんなわけで7号機は稼働を止め、しばらくほったらかしになっていた。
が、ある日、ふと立ち寄ったHARD OFFで



出逢ってしまいました格安品に。

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