この「FMV-TC5210」はx86プラットフォームではあるが、一般的な「パソコン」ではなくシンクライアント機である。
なので、細かいところでパソコンとは勝手の違うことがある。
たとえば、HDDは基本的に内蔵しない。ストレージにはコンパクトフラッシュ(以下、CF)を使う設計となっている。
左上に8GBのCF。
元々は512MBのCFが入っていたが、あまりに足りないので取り替えた。
ついでにメモリ(中央上、DDR SO-DIMM)も、当初の256MBから1GBに取り替え済み。
ちなみに仕様上、メモリは「最大256MB」となっているのだが、1GBも問題なく認識した。
CFの場合、一般的には容量・速度の点でHDDに劣る。
このマシンでも当初はふつうにWindowsをインストールして使ってみたのだが、スタートボタンをクリックしてから
メニューが表示されるまで数秒以上かかったりして、もっさり感がつねにつきまとった。
加えてCFには「書き換え回数の限界」があるので、ページファイルをCFに持たせるなど、
頻繁に書き換えるような使い方もあまりしたくない。
USBフラッシュを追加して、ページファイルをそちらに持たせる、というのも試してみたが、 |
このような事情から、EWFを導入して使っていた。(導入方法についてはこちらに詳しい。)
この方法だと速度的には申し分なかったのだが、唯一不便な点として
強制的に "SYSTEM" アカウントでのログインになってしまう というのがあり、ワークグループ内の
他のPCにある共有ファイルが見えなかったり、という現象が生じていた。
とは言っても、このPC内の共有ファイルを他のPCから見ることはできるし、TV録画にも支障はないので
それほど困っているわけでもなかったのだが、
こないだ
近所のPC-DEPOTのジャンクコーナーで。値札にご注目。
即、捕獲。
で、「HDDを追加してページファイルをそちらに持たせる」というのをやってみよう、と。
「ページファイルだけ?OSごと全部HDDに持たせればいいじゃん。」とも思ったが、
手持ちの2.5インチHDDは最大でも4GBのしかない。