作業開始:2019/01/03 掲載:2019/09/23
たまたまだが、このちょっと前にこういうものを買ってあった。
Logicoolの「Pure-Fi Anywhere 2」という、iPod用のポータブルスピーカ。
HARD OFFで\540だった。もちろんジャンク。
ACアダプタは付属していたが、本来あるはずのリモコンは付いてなかった。
当初の意図としては普通に使うつもりだったのだが、試運転してみたところ「使用中しばらくすると
勝手に電源が落ちる」症状があったので、他の使い方にシフト。
ちなみに「修理して使う」と言う選択肢はなかった。それについては後述。
裏側はこう。
とりあえずビス止めとかしている箇所が全く見当たらない。
どうしたものかと眺めているうち、前面に化粧板が貼ってあるように見えてきたので、剥がすことを試みる。
どうも当たりらしい。両面テープをを剥がすような感触で、すき間がじわじわ拡がっていく。
取れた。
両面テープ的なものがべったり。
あとは手当り次第ビスを外す。
すべてのビスを外したが、ケースを開けるのはなかなか骨だった。なぜなら
前側と後側の合わせ目のところも粘着テープ的なものでくっついていたから。
苦労しつつもなんとか開帳。
中はこんなだった。
写真右側が本体基板、左側にはリチウムイオン電池。
見ての通りケース内は3つの区画に分かれているのだが、右・左の区画はかなり念入りにシールされていて、
気密性を確保した作りとなっている。
これはこのスピーカがパッシブラジエータ方式を採用しているためだろう。
実際その効果はかなりのもので試聴の際、直径わずか45mm程度のスピーカにしてはなかなかの低音を出していた。
前述の通り「電源が勝手に落ちる」症状がある。
これを直して使うことも最初は考えた。だからここまでの分解は「ガワを流用するため」と言うよりは
「中を見て故障箇所を特定するため」だったのだ。本人としては。
で、本体基板を見る。
まあ、ガッチガチのデジタル回路である。LSIとチップ部品のオンパレード。
iPodの制御・オーディオアンプ・電池の充電回路 すべてがこの1枚に載ってるわけか。
この中から故障箇所を特定して修理とか、気が遠くなりそうな話だ。
電解コンデンサが膨らんでいるとか、明らかに見てわかる異常があれば手を付けることもできたが、
そういったことはまったくなかった。
というわけで早々に降参。